横浜店 茂垣亮馬

 この仕事に就くきっかけは「3.11」でした。
 当時、僕は運送会社で働いていたんですが、地震のあと「自分もいきなり明日死ぬかもしれないんだ」ということに気づいたら、日頃から感じていた違和感がどんどん大きくなっていって、その数カ月後には退職していました。
 でも次の仕事のあては全然なくて、一年くらい近所の農家で農作業の手伝いをやっていました。自然は好きなんだけど、そのテーマに対して自分はどうアプローチするか、何から手をつけて行ったら良いかわからない時期だったんだと思います。
 山は、ハードな山行をやっていたわけではなくて、月に一回程度、丹沢とかに行く程度だったんですが、丁度その時期に、自分の意識が大きく山に向いて登山用品店で働いてみようと思ったんです。

お客様にお伝えしていること

 丹沢には通っていましたが、山の経験が深いわけではなかったので、入社して一年目は道具や仕事の内容を覚えることで精一杯でした。3年目くらいからは、自分の山での経験値や商品の知識が増えてきたので、お客様とより深いコミュニケーションを取れるようになり、仕事がぐっと楽しくなりました。
 僕自身、買物をする時に自分が納得して買う事を大切にしているので、ご案内の際、最初にお客様の使用目的をしっかりと伺うようにしています。素材や技術の進化もあるので、使用する状況や目的によっては「欲しいと思っている道具」と「必要な道具」が違う場合もあるんです。使用用途にあった商品をお求めいただくためにも、しっかりとご説明することはもちろん、もしお客様が迷われたら時間を置いて考えてみることもおすすめしています。あと、有難いことにカモシカに来られるお客様はリピートを頂く方が沢山いらっしゃるので、商品使ったご感想を頂いた際には必ず次のご提案に活かすよう心がけています。
 これからの目標は、山の素晴らしさをまだ知らない同世代のみなさんにその良さを知ってもらうための活動をすることです。
 カモシカスポーツは店内を見ていただくだけでも楽しいお店ですので、是非、遊びに来る感覚で商品を見に来て頂けたらと思います。
 

茂垣 亮馬(もがき りょうま)

1990年東京都町田市生まれ。2012年カモシカスポーツ入社。トレイルランニングを中心に、テレマークスキー・クライミングなどの山のアクティビティを精力的に行っている。好きな山系は丹沢。