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すぐそこにある遭難事故

涸沢ヒュッテのホームページを見ると涸沢の紅葉状況がわかります。ちょうど今日更新されており、それによると涸沢より上部の紅葉はちょうど見ごろ。下部は4~7割程度の紅葉状況だそうで、紅葉前線も徐々に下りてきたところでしょうか。来月になれば東京近郊の山々もきれいに染まってくることでしょう。しかし楽しい登山も一歩間違えば時として自然の厳しさを思い知ることになります。そこで今日は山での遭難を未然に防ぐためにある本を紹介したいと思います。

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金邦夫著「すぐそこにある遭難事故」。サブタイトルの奥多摩山岳救助隊員からの警鐘とあるように著者は元山岳救助隊副隊長です。多くの事例に基づき登山者に注意を促しています。

私も読みましたが、近郊の山だって標高に関わらず危険は潜んでいるという事が良くわかります。やはりよく言われるように例えば装備はキチンと準備する、コースは事前に調べる、登山届を出す、道に迷ったと思ったら引き返すなどなど登山者の心掛け次第で多くの遭難は防げるはず。本書を読むとそのことを痛感させられます。ぜひ多くの人に読んでいただきたいと思います。

そんなことを思いつつ、山岳救助に携われる方々の苦労たるや本当に頭の下がる思いです。様々な人たちが力を合わせて遭難者を救助する、無事助かったくだりなど読む方も思わず涙がこぼれそうになります。遭難救助の陰には多くの人たちの献身的働きがあることもぜひ知ってほしいです。

山登りはやはり楽しい。しかし自然の中で遊ぶ以上やはり安易な気持ちで足を踏み入れるのは危険です。安全に山を楽しむ、このことは常に忘れないようにしなければなりません。

 

金邦夫著
すぐそこにある遭難事故 ~奥多摩山岳救助隊員からの警鐘
出版:東京新聞 262頁 ¥1400 (本体価格)

本店:笹原

 

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