本店 横井 亮



 私は30代から大手のアウドドアショップチェーンでキャリアを重ねていたのですが、様々なスタイルで山をやっていたこともあり、山を登る人たちともっと深く繋がりたいと思いカモシカスポーツに入社しました。
 山の魅力を知ったのは25歳のとき、二輪の中型免許を取得したことがきっかけです。オフロードバイクでエンデューロレース(耐久レース)の草レースに出場したり、山奥の林道や廃道を走るようになって、そのうちに山歩きを始めるようになりました。元々、趣味は浅く広く楽しむタイプなのですが、山に関しては年数が重なるにつれて、自ずといろんなスタイルでのアクティビティ経験が増え、おかげさまで今ではこうして山道具に関して店頭でお客様へのアドバイスをさせていただくようになりました。

山の魅力 – チャレンジの山と百名山

 なんといっても、山の魅力は、春夏秋冬・人それぞれにある楽しみ方をすべて受け入れてくれる懐の深さですよね。山というのは、登る人にとっての挑戦の対象となることが多いのですが、例えば、ある人にとっての限界が高尾山なのであれば、そこに登るということは本当に素晴らしいチャンレンジです。そんな風に、私自身も山においては自分の限界を超えるような、チャレンジ要素のあるところに行くことが好きですね。一方で、そんな挑戦的な楽しみの対極としての「百名山」もあります(現在93座で継続中)。百名山にもいろんな楽しみ方があるとは思いますが、私はピークハントだけを目的とするするのではなく、その土地の文化や歴史、植生などを事前に調べてそのすべてを感じながら登るようにしています、下山後はその土地ゆかりの神社仏閣や博物館を巡ってみたりして。山が育んだものを総合的に感じてみるというこの楽しみ方は非常にオススメですよ。
 私はどちらかというと物事を決めるときにフィーリングを大切にするタイプなので、都会にいると鈍りがちなそうした直感のようなものを研ぎ澄ますためにも、定期的に山に入るよう心がけています。

登山用品専門店スタッフとしての矜持

 仕事として山の道具を販売するものとしては、例えばウェアでしたら、山で使う上でのその生地の機能・特性を理解して道具としての使い勝手を知るということは何よりも大切なことです。販売している製品はできる限りいろいろ買って、様々なシチュエーションで使って実験を行うことが重要だと思っています。様々なメーカーのものを実際に使い比べたスタッフの見識を道具のチョイスに悩んでいるお客様にお伝えして、ベストなお買い物をしていただく、そして、快適・安全に山を楽しんでもらって帰ってきてもらう事こそが、店員として登山用品販売冥利に尽きることです。
 うちのスタッフは常に山に入り道具にも真摯に向き合っていますので、ある部分では職人気質でいながらも親身になってお客様の相談に乗ることができる数少ないお店だと思います。「今度この山にこういう装備で行くんだけどどうかな?」というような山のよろず屋的なご相談をいただければ、こんなありがたいことはないですね。初心者からベテランの方まで、いつでも大歓迎です。
 自分の人生を楽しくするために何をするべきか、みんなにとって楽しいことをどうやって実現していくかというのが私の人生のテーマです。店でもみなさんに楽しんでもらうための努力を続けていますので、ぜひ一度遊びに来てください!

横井亮(よこい りょう)

1976年大阪府吹田市生まれ。大手アウドドアショップチェーンにて勤務する一方で、24日間山中でのテント生活、グリーンパトロールでの雷鳥調査、シャモニーモンブラン登頂など、幅の広い山でのアクティビティ経験を経て、2014年にカモシカスポーツにアルバイトとして入社、2015年に社員となる。メイン担当は、ウェア・シュラフ・高所作業用品。豊富な経験から登山靴・テント・ザック・登攀具などのアテンドにも定評がある。