
カモシカスポーツ山の店・本店では、佐藤裕介氏によるトークイベント「Pakistan Koz Valley EXPEDITION」を開催します。
内容
アルパインクライマー佐藤裕介とパートナーの坂本健二は、2025年8〜10月にパキスタン・Koz Valleyの未踏の岩壁を求めて遠征しました。前年に仲間がたまたま撮影した氷河上に聳える岩壁の写真に魅了されたことが、この挑戦のきっかけとなりました。
今回のトークイベントでは、佐藤裕介自身が記録した写真と映像を交え、「ロックトリップ」の全容を語ります。
佐藤裕介プロフィール
高校山岳部で登山を始め、大学で社会人山岳会に入会してから才能が開花。フリークライミング、ボルダリング、アルパインクライミング、アイスクライミング、沢登りと、あらゆるクライミングカテゴリーに情熱を注ぎ、いずれも高いレベルで実績を積み重ねてきた。
なかでも、20代後半から始まった海外遠征では、同世代の仲間たちとアラスカやヒマラヤの岩壁で次々に成果を挙げ、世界の山岳界からも注目を集める存在になった。
日本独自のスタイルである「継続登攀」をアラスカの大岩壁に持ち込んだ 2008 年のデナリ継続登攀では、米国 CLIMBING 誌のゴールデン・ピトン・アワードを受賞。また、インドヒマラヤ・カランカ北壁ダイレクト初登攀では、登山界のアカデミー賞といわれるピオレ・ドールに輝いている。
国内においても、厳冬期の北アルプス黒部横断を、5年連続を含む計7度敢行。とりわけ 2016 年には 32 日間におよぶ日程のなかで、通称「黒部ゴールデンピラー」の初登攀に成功。これは国内アルパインクライミング史に残る記念碑的登攀として高く評価されている。
さらには、台湾の「恰堪溪」やレユニオン島「TOUR DE FER」などの、スケールの大きなゴルジュ帯の遡行にも意欲を燃やしてきた。
そんな佐藤は、2019年2月、南米パタゴニアのフィッツロイ山群での継続登攀中に事故に遭い、九死に一生を得る。帰国後もしばらくはその影響が残り、加えてコロナ禍も重なって意欲を喪失。一時はクライミングからの引退も考えた。
それでも、ほどなくして完全復活を果たし、現在は山岳ガイドとしてクライミングの魅力を人に伝える傍ら、年に 1、2 回の海外遠征を続けている。以前のような記録を意識した登攀から、「自分が楽しいと思える」クライミングにシフトしつつも、高いモチベーションを保っている。
やはり佐藤裕介は、生粋のクライマーなのである。
開催店舗・日時
山の店・本店
日時:2025年12月22日(月)
19:45~21:30
定員:40名
参加費:無料、要予約
お申込み・お問合せ
Web、店頭、電話にて受け付けます(定員に達し次第、受付を終了します)
募集人数:40名
締切:12月19日(金) 19:30
電話番号:03-3232-1121(平日11:00~19:30、土日祝11:00~19:00)
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