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「もう秋でした!けど」おそ~い夏休み。3連休で南アルプス・深南部へ行ってきました。
今回の目標は以前から気になっていた「池口岳(2,392m)」をテント利用1泊2日での登頂です。
1日目、しかしながらこの地は遠く、5時間以上のドライブをし、地元のそば屋で昼食。その後しらびそ平をめざし御池山(1,905m)に登ってきました。登山口から標高差100m位で山頂近くのお池を経由、往復で2時間強の歩程です。
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御池山を池口岳に登る尾根上から望む。この面が『隕石クレーター』だが…わかりますぅ~?
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隕石クレーターの説明板
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御池山山頂には写真好きの登山者がいました。
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山頂直下のお池にもぜひ立ち寄りたい。
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山頂近くの美しいササ原。こちらはクレーターの反対側。
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山の近くにあるハイランドしらびそにはレストランもあり、日帰り入浴も可能。
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ヤマハハコなどまだ咲いていました。
ビューポイントから見た「下栗の里」
日が当たってないと今一のながめでしたが日中は沢山の観光客が見に来るらしいです。
この夜は遠山郷の大鳥屋旅館(温泉)に宿泊。
翌日は朝6時に朝食、6時40分に出発し登山口に向かいました。
登山口の少し下にある登山口のカンバン(ココに登山届入れあり)池口岳は200名山とはいえ、どちらかと言うとマイナーな山と思うが、4ヶ国語で書かれた立派なカンバンにびっくり!
登山口の少し上にあるプレハブの避難小屋。中はきれいで10人近くは泊まれそう。登山口にはトイレがあり車は5、6台OK。この日単独行の男性が2人居ました。荷物が少なければ10時間程で日帰りも可能です。(2人とも日帰りだった。)
黒ナギから見た池口岳。双耳峰で左が北峰(2392m)右が南峰(2,375m)。山を見たのはこれが最初で最後。あとはガスに包まれていました。
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テント場はすぐそれとわかる。水場を気にしなければテン場は沢山ある。
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エスパース・マキシムミニにスーパーフライを使用。
このテント1992年にネパールヒマラヤの6,000m峰3座登山で使ったもの。だいたい毎年は使っており、イヤ~エスパーステントは丈夫ですねぇ~。
!!!しか~し大問題が発生!往復30分の水場が見つからない!!1時間以上時間をロスし、落ち込むが、池口岳を登りに来たのだから水の事は後で考えて、まず山頂へ行こう!!!
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岩場は数ヶ所ある。
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この先すぐの所にヌタ場あり、動物達が濃そうだ。
山頂まではほとんどシラビソ、コメツガなどの樹林帯ですが、岩場も一部あり、いかにも南ア・深南部のササ原っていう所もあります。
日本百名山、光岳への分岐を過ぎれば20分程で池口岳・北峰の頂上でした。
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「ヤッター」15:07登頂。お疲れ気味…。
南峰へも行きたかったが、水場探しで時間をムダにした事とガスで何も見えないので下山を決定。登りが急だったので下りももちろん急でした。17:20テント場着。
行動時間10時間でしたが、さあこれからどうしよう!?
食糧はこんなにあるのに(上)水分はこれだけ(下)
水が350cc、お茶500cc、アミノバイタル300cc
う~~ん。こうしました。
水はみそ汁を2はい作り、アルファ米尾西の山菜おこわ1袋をお茶でもどしてみました。
ぜんぜんおいしかったですよ~。
夜は満点の星空でしたがオシッコ出ず。
朝食では五目ごはんもお茶でもどしました。水分はお茶を飲みきり、下山でアミノバイタル50ccを残して登山は終了しました。トイレは朝一回のみ。帰りはかぐらの湯(¥620)で温泉をたらふく飲んで帰路へつきました。
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「かぐらの湯」ロビー
§最後に
水は大切です。今回水場への踏み跡がはっきりせず、すごい急斜面を下ったが見つけられなかった。車内に南アルプスの天然水が2Lあったので万が一にそなえ持って行けば良かったのに…と思っていました。あと、お茶でアルファ米もどしても食べられる事がわかったのは良かった!のかナァ?
本当に水は大切です。そしてテントはエスパース!!
文責:本店 笹原