ぶなぶなツリーの鍋倉山バックカントリー
先日の火曜日は、ずっと行きたかった鍋倉山に行ってきました。
除雪の終了点温井の集落に車を停めて、シールを付けて登り始めます。
雪がないときは果樹園や畑になっていると思われる雪原をのんびり歩いていきます。
連日大雪が続いていたのでラッセルが心配でしたが、さほど降雪もなく快適に歩き出せました。
滑るのには平坦ですが、開放感のある雪原を歩くのは楽しいですね。
ふと、対岸の小山をみると、不自然なトレースが付いてました。
あんな直登する人がいるのかと不思議に思っていると、その先には大きなカモシカが・・・
向こうもこちらを気にしているようで、じっと動かずにこちらを見ていました。
まさか、歩きだして1時間足らずでカモシカに会えるとは思いませんでした。
喜びもつかのま、また違う小山にたくさんのトレースと、その先に親子と思われる2頭のカモシカを発見。
その先にも2頭のカモシカをみつけ、人間には一人も会わないのに、合計5頭もカモシカを見つけました。
まさに、カモシカのお家にお邪魔している気分です。
巨木の谷にはいると、立派なブナとキラキラした霧氷に見惚れてしまいなかなか前に進めません。
カモシカと私達しかいない静かな森を堪能しました。
ため息のでるような美しさでした。
まるで小人になった気分です。
美しい森を抜け、霧に包まれた稜線をしばらく歩くと、鍋倉山の頂上に到着です。
シールをはがして準備をしていると、霧も晴れてきました。
さあ、楽しい時間の始まりです。
極上のクリーミーパウダーを堪能しました。
鍋倉山は登っても滑っても、楽しいルートだと思いました。
今回のルートはこちらの本で紹介されています。
山スキー百山 スキーアルピニズム研究会(山と渓谷社)2800円+税
写真も素敵で、読んでいるだけで滑った気分に浸れます。
おかげで連日寝不足です。
地形図も見やすく、ルートの特徴やグレードも書いてあるのでとても参考になります。
今日みたいな雨の日は、次登る山に思いをめぐらせるのもいいですね。
松本店 村山