1. HOME
  2. オススメ ITEM
  3. 南ア 聖岳〜赤石岳 夏休み縦走
オススメ ITEM

南ア 聖岳〜赤石岳 夏休み縦走

8月21日〜25日、夏休みを頂きましたので南アルプスに遊びに行ってきました。

聖沢登山口

毎日アルペン号〜井川観光協会登山送迎バスと乗り継ぎ、聖沢登山口へ到着しました。台風が近づいていたのですが、この日は一日中快晴でした。

登山道から谷間を覗き込むと澄んだ沢が。聖沢の遡行ルートでしょうか。

聖バー

一泊目は聖平小屋にお世話になりました。こちらは、小屋で焼いているパン「聖バー」。ナッツとドライフルーツが沢山入っていて抜群に美味しかったです、ごちそうさまでした!

聖平小屋避難小屋

2日目、明け方聖岳の山頂まで行ってみたのですが、風が強すぎて動けず撤退。台風が上陸したとのことで小屋で停滞しました。
聖平小屋の素泊まりは冬季小屋の滞在です。とても手入れが行き届いていて快適に過ごすことが出来ました。この日は冷え込んだのでストーブを出して頂けました。

翌朝は台風一過、雲一つない見事な空がひろがりました。夜明け前の奥聖岳です。

聖岳山頂です。

見事に晴れてくれました。

IMGP2960

兎岳方面、名前はかわいいのですが歩きごたえがありました。 南アルプスの登山道は、トラバースが少なく律儀にピークを通している印象を受けます。登り返しはきついけど、しっかり山の醍醐味を味わえます。

台風の影響もあって、今回の山行は殆ど人と会わなかったのですが、この写真の左下の方とは、行きのバス・山中・下山後の温泉、と三度も一緒になりました。お世話になりました。

赤石岳の重量感とピークから広がる稜線は実にかっこ良くて、歩きながら何度も見てしまいます。

三日目の宿となる「百間洞の家」です。 風の影響が少なくて、沢があり、地盤が崩れにくく、という山小屋の条件を満たしているのだと思いますが、実際に来て見るとよくぞここに小屋を作ったな〜という場所にあります。

「百間洞の家」の名物「とんかつ」です。塩麹で味付けがしてあり実に美味しい。この日は、カレーとスイカも出てきて大満足でした。ごちそうさまでした。

「百間洞の家」からは暮れゆく聖岳も見れます。

ところで、山では地図とコンパスは必須ですが、毎度毎度、立ち止まって地図を広げてというのは中々に骨が折れます。 山と高原地図にはスマホアプリ版があり、瞬時に現在地の特定と向いている方角の確認が可能です。スマホなので、山ではあくまで補助的な使い方となりますがなかなか有効でした。(電池の消費量・GPSの受信状態・濡れには要注意です)

IMGP3061

4日目の朝の百間平です。

百間平からの聖岳は大迫力でした。

明石と聖の間の谷が雲で満たされています。

写真を撮りながら歩いているうちに、あっ言う間に赤石岳山頂と赤石岳避難小屋につきました。

赤石岳山頂からの眺めです。だいぶ雲が出てきました。

4日目の宿泊地、赤石小屋です。

今回の山行では、エスパースソロアルティメイトを使用しました。スリーピングマットを敷いて、70リットルクラスのザックを入れてまだスペースには余裕があり、重さは最軽量クラスの1.34kg。長期山行にはもってこいです。

椹島

翌日は椹島に下山。ここのキャンプサイトは気持よく開けていて最高でした。一日中ここに居たいと思ってしまいました。

お風呂にも入れない長期の山行では、どうしても身体の臭いが気になるものです。今回、私はTシャツもパンツもスマートウールを着用致しました。お陰で汗冷えしにくく悪臭を放つこと無く、最後まで快適に過ごすことが出来ました。冬のウールはもちろん、夏もウールが実にオススメなんです。 ※カモシカスポーツ各店で取り扱っています

天気にも恵まれ夏山を満喫させていただいた縦走となりました。
ありがとうございました。

菅沼