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行動報告-ハイキング

子づれ山さんぽ~ 1歳6ヶ月 初冬の多摩よこやまの道

先日、次男の1歳半健診のための休みの日、天気は快晴。
これはおでかけ日和!

受付時間まで時間があったので、
健診会場から3~4駅のあたりにある森の中をお散歩することにしました。

「多摩よこやまの道」―古く『万葉集』で「多摩の横山」と詠われた、多摩丘陵の尾根部です。

はるひ野駅から徒歩10分足らず、住宅地の中に突然、「よこやまの道」を示す道標が。

「よこやまの道」は、川崎市、東京都多摩市、町田市の境目あたりに位置します。
(山とか丘って、古来、領地を決めるのに多大な影響を及ぼしてきたことをまさに実感できます…!)

このあたりは、川崎市でも指折りの緑地保全地区。
住宅開発の波が押し寄せながらも、既存の尾根道や森を生かした遊歩道が、
東西約10kmの距離で整備されています。

今回はその一部、小田急多摩線 はるひ野駅~黒川駅のひと駅区間を、
駅から駅へと歩きました。
このコースは、全区間中でも、森の規模、その美しさでは随一です。
居住地から近いうえ、駅から歩けるアクセスの手軽さから、
1番上の子が0歳のころより、何度も何度もあそびに来ている森です。

前での道標に従い、ひと登りすると、こんな木のトンネルが迎えてくれます

今回は、3番目の次男と一緒です。
駅から森の入口までは、1歳半のこどもを、抱っこひもで抱っこして、背中にはリュック体制で向いました。
森に入ると、抱っこひもを外し、こどもも歩き始めました。
さてどのくらい歩けるかな?

抱っこひもからおりて、歩き始める1歳6ヶ月男児

次男は1歳になる前より、ひとり歩きを始め、とても歩きたがり屋です。
毎日の保育園通園、徒歩10分ほどの道を、おとなの1.5~2倍ほどかけて歩き、日々鍛錬しています。

よこやまの道に入ると、早速落ち葉を踏みしめて、小さな小さな歩幅で歩き始めました。
途中、逆方向に歩いたり、小枝を拾ったりしながら、歩を進めていきます。

落ち葉の道を、登ったり下ったり

人間の一生において、「歩く」ことそのものが、こんなに楽しい時期もないかもしれません。 首すわり、寝返り、ずりばい、はいはい、つかまり立ち…生まれて以来、少しずつ手足を使って、自力で動く手段を模索してきた赤ちゃんにとって、「じぶんで歩ける!」ことはすごい発見だと思います。

途中に「諏訪ヶ岳」なる小ピークが。三角点でもあります。標高144.3m

次男はさすがに後半は、疲労と空腹で、座り込みをするように。
最後は抱っこで乗り切り、見晴らしのよい、「防人見返りの峠」で昼食としました。
ここまで、大人だけで歩く時の1.5~2倍ほどの時間をかけ、40分ほどかかりました。

「防人見返りの峠」にはベンチが。

「防人見返りの峠」からの眺め。目の前には多摩地方の住宅地、その向こうには、関東一円の山々、富士山が見渡せます!

ズームアップ。丹沢の向こうに富士山を望む

次男は、自分で手づかみ食べできる小さなおにぎり&ハンバーグの簡単なお弁当です。ひとくちサイズにしておくと、自分で食べてくれるのでラクです

昼食後、次男を抱っこして歩き出すと、即入眠!
よほどの空腹と疲労だったのでしょう(健診前におひるねできてよかった・・)

いつもなら、このまままっすぐ進んで左折し、森を抜け、黒川の農業地域を歩いて黒川駅を目指すところですが、今回は来た道を少し戻り、「黒川海道特別緑地保全地区」を歩き、黒川駅を目指すことにしました。

黒川海道方面へ

黒川海道、歩いていくと、なんともいい感じの湿地に出ます。

短い時間でも、天気に恵まれ、紅葉と落葉の初冬の空気を満喫でき、良き休日となりました。

小さな子づれ…遠方の名の知れた山へいくのは確かにむずかしい。
でも生活圏に、こんな小さな小さな山の連なりがあることは、
こどもとの生活に、なにか明るいエネルギーを与えてくれます。

子づれ山さんぽは、緊張も伴いますが、
今ならではの山さんぽを、これからも楽しんでいきたいです。

本店 武井