新人社員研修 in 妙義山
新人社員のスキルアップを目的とする、本店、横浜店、松本店の3店舗合同の新人社員研修のご報告です。
第1回.小川山・クライミング
第2回.軍刀利沢・沢登り
第3回.三つ峠・屏風岩クライミング
第4回.太刀岡山クライミング
今回は、群馬県の妙義山にて、お互いをロープでつないで登る「コンティニュアンス」を学んできました。
妙義山の切り立った岩山からは想像しにくいですが、標高1000mほどで意外と低い山です。
ただ、稜線のルートは鎖場が多く滑落事故の絶えない危険な山です。
そんな危険個所の多い山などで使えるロープ技術が「コンティニュアンス」です。
今回は2人1組でロープを結び、万が一1人が滑落をしても、1人が止められるようにして行動をしていきました。
金鶏橋の駐車スペースから出発です!
午後から雨の予報だったので、今回の講習は表妙義縦走の後半部分だけとなりました。
登山口からまずは稜線に出るために「堀切(ほっきり)」を目指します。
11月の半ばですが午前中は天気も良く、稜線へ上がるまでは汗ばむくらいの気温でした。
堀切に到着し、核心部の「鷹戻し」を目指します。
稜線上は鎖場が多く、前日夜の雨のせいで岩も滑りやすくなっています。
ここからロープでお互いを結び、安全かつスピーディーに行動していきます。
いよいよ核心部へ。
鷹戻しの取り付き、5mほどの鎖場。クイックドローで支点を作り登っていきます。
足場と手がかりを探し、鎖も使い登っていきます。すごい高度感。
上まで抜けて右へトラバースして上がっていくと「鷹戻しの頭」出ます。
このあとから徐々に天候が崩れていきました。
チムニー状になっている鎖場は懸垂下降で通過。
足場も鎖も滑る…。垂直の鎖場が多く慎重に下りていきます。
中ノ岳神社に下りるころには雨は本降りに。
雨がひどくなる前に下山ができて安心しました。
コンティニュアンスで登っていても、滑落をしても大丈夫というわけではないので、濡れた鎖場の通過は緊張しました。
安全をかつ、スピーディに行動しなければならない状況で、的確に判断していき、
さらにパートナーとのコミュニケーションをしっかりとるということが必要となります。
歩いたり、登ったり、降りたりと、登山とクライミングを合わせたような総合的な技術の講習でした。
今後も新人社員研修は続いていきます!
お客様のお役にたてるよう、精進してまいります。
今後とも、カモシカスポーツをよろしくお願い致します!
横浜店・茂垣