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オススメ ITEM

蝶ヶ岳~常念岳【5月17~18日】

ソロ1泊2日テント泊で三股~蝶ヶ岳~常念岳~三股を歩いてきました。
1日目は午前中いっぱい雨だったのでゆっくり出発して蝶ヶ岳ヒュッテまで。
標高2,000m地点を過ぎた辺りから雪渓が出てきて、しばらく登ると雪渓8割くらいになってきます。
夏道が雪渓で見え隠れしてルートがわかりづらいですが、ピンクや赤のルートテープや木に書かれた赤い丸印が要所要所にあります。
踏抜きも多発します。慎重に登って下さい。
5/17の時点では、歩き慣れた方以外は6本以上のアイゼンがあった方がいいと思いました。
ピッケルが欲しいような斜面はありませんでしたが、ストックには冬用のスノーバスケットを付けておいたほうが良いです。
この日のテント場はなんと私1人っきり!

北アルプスの夕焼け

夕焼け

雲海&夕焼けも、月明かりの槍穂高の稜線も、星空も独り占めでした。
次の日は朝から雲ひとつない快晴!

北アルプスのパノラマ景色

パノラマ

これぞ大パノラマ。

北アルプスからの富士山

富士山が見えると不思議とテンション上がります!

やりほ

完璧な槍穂高連峰!うつくしーーー!!
晴れて最高!ということは紫外線も最高!!
ですが私は焼けませんよーー。。愛用のスティック日焼け止めアウトドアUVはもちろん、今回は新兵器があります!
その名も・・・ヤケーヌ!!・・・1500~2300円(本体価格)

やけぬ

よくある顔を覆うネックゲイター・マスク類は呼吸が苦しくなってすぐに外してしまっていました。
しかしヤケーヌは違います!鼻~口元がご覧のように空いていますので、呼吸もできるし水も飲めます。
今回2日間、一度も「苦しい・・・外したい・・・」と思いませんでした。
そしてアウトドアUVとヤケーヌのWの鉄壁防御で今回も日焼けゼロでございます☆

SW

そして着用しているのはスマートウール・Phdウルトラライトロングスリーブ・・・8800円(本体価格)
こーれーがー、バッチリ最高でした!

1日目の濃いガスの中でもウールの持つ調湿機能のおかげか、化繊のシャツのようにびっしょりと濡れることがありませんでした。
ポリエステルとの混紡タイプなので乾きも早く、雲を抜けて太陽光を浴びると瞬く間に乾きました。
山中泊だと気になるニオイもウールなら問題無し!
オーバーヒートせず、夜も寒くない。悪いところが見つからないです。
さらに下に重ねたコチラ。

PM

ファイントラック・パワーメッシュブラタンクトップ・・・6800円(本体価格)
もはや定番化しつつあるドライレイヤー。既にお使いの方も多いのでは?

今までのレイヤリングの1番下に(肌に直接)着用すると、汗をかいた後の休憩時などの汗冷えを大幅に軽減してくれます。
シリーズ中、最薄手のこちらの生地は、濡れ戻り防止効果は標準的なスキンメッシュよりも劣りますが、暑がりの私にはちょうどいいんです。
パッドにも汗がたまらずに、どんどん外に蒸散されていきます。
山ウェアも快適になったものですねー。

さて、気を取り直して歩きます。

下り

蝶ヶ岳~常念岳の稜線上は北側斜面のみ、まばらに雪渓が残っています。(写真ご参照下さい)
夏道がこれまた見え隠れしてわかりづらいです。
樹林帯内の残雪は踏抜き地獄と化していて、やたらと時間をとられてしまいました。
アイゼン無しでも歩けなくはないですが雪道に不慣れな方は6本爪程度は合ったほうがよいかも。。といった状態でした。
ピッケルが欲しいような(滑ったら止まらなさそうな)斜面はここでもありませんでした。

じょーねん
やったー山頂!
登頂後は下山です。
ここから三股への下りが急かつ長いんですねー。

常念~前上念間で、1箇所だけ滑ってはいけない雪渓が残っていましたが、ほんの短い距離です。(10~15m程度?)
ここだけはピッケルがあったほうがいいのかも。。私は持っていましたが結局ピッケルは使いませんでした。
こういう時のストック~ピッケル持ち替えの判断は難しいですね。1人ならラクですが。

ひたすら下ります。後半は樹林帯。
早くも羽虫の季節です。かなりブンブン飛び回っています。

むし

モスキートネットがあると良いですよ~。・・・1400円(本体価格)

以上、ぶらり稜線歩きでした。

松本店 上谷