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行動報告-登山

親子で唐松岳に行ってきました

行動報告-登山

8月3~4日にかけて、北アルプス唐松岳に家族で行ってきました。
子供たちは初めての山小屋泊の登山です。
唐松岳へは、八方尾根スキー場からのアプローチでゴンドラとリフトを2本乗り継げば八方池山荘まで上がれるので、北アルプスの中ではだいぶ楽に登れる山です。
ゴンドラから上はガスっていて視界はいまいちでした。
トイレのすぐ下にはまだ雪渓が残っていました。

八方池周辺でも雪がありました。
花も沢山咲いていてきれいでしたよ
八方池まであと少しです。なぜか池の周辺だけガスが少ない。
池の周りは沢山の登山者でにぎわっていました。池から上はガスっていて視界はありませんでした。

八方池を過ぎて岩小屋跡の所から樹林帯に入ります。八方尾根は世界でも珍しい高山帯と、樹林帯の上下が逆になっている逆転現象が見られます。
この樹林帯は下の樺という所で、大きなダケカンバがたくさん生えています。
 ここから扇の雪渓まで、ややキツイ上りです。

扇の雪渓は雪がたくさん残っていました。
ここでランチタイムです。メニューは山渓の「フライパンで山ごはん2」に載っていた豆乳ラーメンを作ってみました。
 簡単ですごくおいしいです!あっという間に食べ尽くしてしまいました。
この本には簡単で美味しい料理が出てます。普段の食事でも使えるネタが載ってますよ。

昼食後再び登り出しました。
丸山の手前でまた雪渓がありました。登山道は雪渓の横にありますが、斜度も緩いので雪の上をちょっと歩いてみました。
丸山まで来ると視界が良くなってきました。
不帰や五竜、鹿島槍も見えます。
唐松山荘の南側にある牛首のピークがみえてきました。もう少し。
このあたりの夏道は歩きやすくよく整備されています。でもガケもあるので注意が必要です。油断しないように歩きます。
小屋が見えてきました。
かつてアルバイトをしていた懐かしい唐松岳頂上山荘です。建物が増えてさらに立派になっていました。
山小屋到着後は、雷鳥を探しに小屋付近をウロウロ。そして居ました。
雷鳥の親子です。最接近時は1mくらいまで近づいてきました。
そしてこの日は夕方から雨。夕食を食べて将棋して寝てしまいました。
・・・しかし夜中に晴れたそうで満点の星空だったそうです。

続いて4日です。
日の出を見るために、早起きしました。起き上がった下の子に外はどお?って聞いたら曇ってるとの回答。がっかりして少しして、あれ?外を多くの人が歩いている!見てみると、窓の下の方、子の身長の高さ部分は結露!その上から外を見ると朝焼けが広がっていました。慌てて外に出ました。
昨日は見えなかった剱岳が良く見えました。
そして小屋の東側から
左側の山は妙高山です。
綺麗な雲海と日の出を堪能しました。遠く富士山や、噴煙を上げる浅間山も見えました。
そのあと朝食を食べてから唐松岳ピークを目指します。
振り返ると牛首ピークに五竜岳に向かう登山者のシルエットが浮かびます。
山頂に着くと剱岳、立山は雲に覆われていました。ブナクラ乗越の向こうには富山方面の街も見えました。
しばし展望を楽しみました。
頂上から降りていくとイワヒバリがちょろちょろ。
小屋に戻って、下山です。また八方尾根を下っていきます。
と、丸山まで下ったところで、丸山の北側にある小尾根上に黒い物体が!
熊です!木の実でもあるのか草を食べているのか?距離は200mぐらい離れてましたが、熊さんは全くこちらに気付く様子は無かったです。

下りは早いですね!あっという間に八方池が見えてきました。人が沢山います。
八方池の下のトイレ付近から振り返ると、ものすごい登山者数です。
八方池山荘近くではホシガラスがハイマツの実を食べてました。
そしてリフト、ゴンドラでラクラク下山です。リフト下にも沢山花が咲いていました。
10何年か振りの唐松岳でした。当時もお世話になった支配人の中川さんも健在で再会を果たせました。
ゴンドラ、リフトを使って比較的簡単に登れて山小屋も綺麗です。登山道もよく整備されていて歩きやすかったです。また行きたいなあ。

オオワダ