雨乞岳(あまごいだけ 2037m) 2015年11月12日に登りました
山梨百名山の雨乞岳を知っていますか?
はっきり申し上げて私、ササハラは「自分は山にはくわし~」と思っていましたが数年前に知ったばかりの山で、いずれは登ってみたいと思っていたのです。
ところでどこにあるのか?ナ、ナント目立つ所だったんです。
それは・・・甲斐駒ケ岳や山梨百名山最難の鋸岳は有名ですね。その北、入笠山や釜無山、守屋山はハイキングで知られてますよね。実はその中間にある山で、わかりやすく言うと、白州のサントリー工場の裏山でこの山の水でウイスキーを作っているらしいんです。
登山口は目立ちます
登山口はサントリー工場のすぐ近くの石尊神社コースは登りだけで4時間かかるので、今回は3時間の平久保池コースにしました。登山口近くにはすでに冬期休業に入ったヴィレッジ白州のロッジが沢山立っています。夏は避暑に良さそうな所です。
登山口前の駐車場
登山口前の駐車場には車15台位は入りそうです。登山口の標高は1125mなので山頂まで約900mの高低差です。中々長そうでたいへんそう!
カラマツの葉のじゅうたん。今年は黄葉でなく紅葉です。
登山口はコナラ、ミズナラ、アカマツの林。更に行くと写真のカラマツ林は登山道が赤いじゅうたん状。フカフカで歩き易いんです。階段も沢山出てきますがこれがまたサイコーに歩き易い幅でした。
指導標もきちんとしており、歩き易い登山道はゆるい傾斜ながら、どんどんと歩き進められます。
1時間30分程歩くと「運が良ければー」のカンバンが出て登山道より10m程分かれて下れば水場着。
水 場
秋の上、数日間雨もないのに不思議と水は良く出ていました。
シラビソ林
ふと気づくと林相はシラビソ林と亜高山帯の様相を呈し深山の雰囲気です。林床はきれいなササ原となっています。
かわいそうなシラビソ林
山頂が近づくと稜線上の木々はずいぶんと折れています。特に日本ジカにかじられている木が多く折れてました。カワイソ~。
山頂からの展望
ついに雨乞岳山頂。甲府盆地はガスの中ですが甲斐駒ヶ岳、2967mと鳳凰三山、2841mは案外近くにみえます。他に鋸、金峰、富士、八ヶ岳も見えましたヨ。
山頂からの金峰山
山頂からの富士山
甲斐駒ズームアップ
甲斐駒を良~く見るとオーレン谷の右俣(山頂につき上げている沢)や左俣(黒戸尾根八合目につき上げている沢)が白い筋となっています。たぶん沢が凍って積もった雪が残っているのでしょう。
山頂と私
山頂には三角点もあり、そこそこ広いです。今日の装備紹介はマウンテンハードウエアのズボン。何と夏の当店アウトレット会場にての購入品。秋の今時分から冬はインナーをはいてあったかいタイプです。夏のアウトレットで冬物を安く買う!コレはかしこい買い物でしょ!もうすぐ冬のアウトレット始まります。来年の1月11日までの開催予定です。ぜひ御来場し安くて良い物をゲットして下さい。安いからといって変な物は買わないようにしましょうね。
ブナの木
ブナの実
でっかいブナの木
下りは早いので木を良く見ました。シラビソ林のすぐ下方はブナ林でした。今年はタネが多く豊作の様子です。
下りも最後、あと3分位
歩き易い階段とカエデの落葉
もう下山口(登山口)も間近の写真です。雨乞岳は紅葉もきれいな、いい山でした。今回は登山者にはまったく会わず山を独占できました。
参考コースタイム 登り 3時間、下り 2時間
文責 本店 笹原
cf 昭和初期まで村人は山に登って雨ごいをした事が山名の由来とのことです。