2015年10月7日登山者に会わない静かな紅葉の山へ行ってきました
四郎岳(しろうだけ 2156m 群馬県片品村、日光白根山近くの山)
白根山ロープーウエイのゴンドラ内から見た四郎岳(左)とその右、燕巣山(つばくろすやま 2222m)。どちらの山もカッコいいでしょ!しかし近くに百名山の白根山から男体山など日光の山々、ちょいと東京方向へ戻れば上州武尊山や尾瀬など有名どころが揃っているので地味な山となってしまっているのでしょう。
今回撮った丸沼温泉駐車場からの四郎岳
実は...7、8年前の四月の残雪期に一泊二日予定で四郎岳に向かったのですが森林の残雪上をまっすぐ上がり過ぎたのか燕巣山(2222mとマニア好みの標高の山)に着いてしまったのです。頂上からは樹林越しに燧ケ岳と鬼怒沼山は見えたもののもっと展望の良い四郎岳に立ちたいと再チャレンジしたのです。
R120は椎坂トンネルが開通し、沼田ICから登山口までは一時間弱となり今回は荷物も軽く、日帰り予定です。
倒木はあっちこっちに多い
ズバリ、登山口に標識はありません。昭文社の山と高原地図「日光」には破線で道が記入されるようになりましたが地形図はあった方が良いでしょう。道も以前よりハッキリしており目印も増えたと思います。しかし倒木が多くややわかりにくい所もあり注意して歩きました。
ナメ滝が続く道は楽しい
歩き出して40~50分でナメ滝が出てきます。
お、紅葉と白根山
ふと振り返ると紅葉した木の向こうに日光白根山が見えました。
更にナメは続き、マーキング通りに左のフィックスロープのある小尾根に上がると初めての指導標が現れます。全体を通しても四カ所しか標識はありませんでした。
初の指導標
黄紅葉
四郎峠直下の三色の木。左からコシアブラ、クロベ、ミネカエデ。...と思います。
四郎峠
峠に出たとたんすごい北風で『寒い!寒い!』。オリジナルウインドストッパー素材のフェザーライトジャケットを着込みました。写真左側から登ってきたが、その昔右側、根羽沢金山を経て尾瀬の入口、大清水への道があったとのことだが、今は道らしきものはない。五年程前に金山跡のそばを通ったことがあるが、大きな鉱山だったようでその昔には沢山の人達が行き来していたのかもしれないと思うと感慨深いところである。
稜線上は立派な道となる
稜線上の道は東京電力が幅3m程の刈り払いをしており急に歩き易くなるも、すごい急坂で高度はどんどんかせげます。振り返ると燕巣山の紅葉と青空がきれいだ。
紅葉の燕巣山
山頂にて
山頂にて
ついにあこがれの四郎岳に登頂!
この一ケ月程、山に行けば雨ばかりで大活躍のフェザーライトジャケットでしたが今回は強い北風の中さすがウインドストッパー素材なので雨でなくとも役立ってくれました。
ついでの御紹介するのがザック『オスプレーのミュータント』。そこそこかっこいいので気に入っています。スキー取付け用バンドは切ってしまい軽量化しているのだ!
山頂から南東面をのぞむ
山頂からの展望はすばらしい!!
中央が白根山、左奥が男体山。右側の山腹に大きなキズは丸沼高原のスキー場。丸沼の色もきれいでしょう。たぶん白根山は登山者でにぎわっているでしょうに今回のこの山ではダレにも会わず紅葉を独り占めです。満足の山行でした。では、ついでに下山時の紅葉を最後にごらん下さいませ。
*参考コ-スタイム: 丸沼温泉登山口~1:45~四郎峠~0:50~四郎岳~0:30~四郎峠~1:10~登山口
以上、文責は本店、笹原でした。