2017.1.16~17 本店 笹原
雲取山は東京都の最高峰で埼玉、山梨県境になり登山道や沢登りコースも何本もあります。
私が初めて登ったのは高校1年生の夏休み。今は無きロープウェイで三峰から雲取山へ、宿泊は奥多摩小屋で自炊して2日目は石尾根を奥多摩駅まで長~い道のりを歩きました。
また、長沢谷でオープンビバークして登った5月の雲取山。小雲取谷を1人で登り、便所みたいだった頃に泊まった暗い山頂の避難小屋。
山頂避難小屋が立派になってからは彼女や長男や友人と冬にばかり泊まりました。もちろん雲取小屋にも何回も泊まりましたよ。
そう!私にとっての雲取山は青春時代からの思い出の山なんです。
7時奥多摩駅発のバスには3人乗車。鴨沢で下車したのは我々2人。ここには綺麗なトイレがあります。 (鴨沢バス停)
30分程歩くと村営の駐車場があり、工事用車両も含めて沢山駐車していました。マイカーで来て早朝出発し、ピストンで日帰りする登山者が多い様です。沢山のすれ違いがありましたが、殆どの人が小さいザックでした。大きいザックは山頂避難小屋泊か奥多摩小屋で幕営の人でしょう。 (駐車場すぐ先の登山口)
堂所↓の水場と七ツ石小屋近くの水場は水が出ています。ただし七ツ石小屋のキャンプ場の水は凍ってしまうとのことでストップされていました。 (堂所)
七ツ石小屋近くの水場
今年の山、雲取山は登山者多く、山頂避難小屋等混んでいるだろうとわざわざ七ツ石でのキャンプを考えたのです。さすがに我々1張のみでしたけど。写真はエスパース・デュオです。2人だと2~3人用では大きく、1~2人用だと少し小さいのですが、正にジャストサイズでした。又、小屋は通年やっているとの事。幕営代1人¥500。バイオトイレはまだ新しくきれいです。
さあ、身軽となり山頂目指します。すぐに奥多摩三山(左から大岳山、御前山、少し離れて右端に三頭山)が見えました。
石尾根に出ると強力な寒気のため風が強く寒いのなんの。ゴア上下を着用。あと稲村岩尾根通行止めの看板もありました。今年2月の1ヶ月間との事。 (ブナ坂)
なつかしい小屋です。前の管理人、岡部さん時代には皇太子も泊まった小屋です。もっと大切に使ってほしいと思うんですが、人が居るんだかどうか!? (奥多摩小屋)
小雲取近くからの山並みは大菩薩嶺(右)と小金沢連峰の山々、富士山の前には雁ヶ腹摺山と続き左の奥には御正体山も見えます。
右に雲取山も間近になりました。赤い屋根の避難小屋が見えます。左の山並みは奥秩父で甲武信岳と金峰山(左奥)
避難小屋への最後の登り。ここからは大都会東京や横浜、東京湾、房総半島なども見えます。朝は小屋に居ながらにして日の出も見れてしまう。小屋の温度計は気温マイナス5.5度。
ついに山頂!2017年の1月に2017.7mに立ちました。1年間限定の記念碑と共にパチリ。でも昔の標高は2017.7mだった覚えがあるんですが、60cm低くなったのかなあ~?
手前で水を汲んでたので、テント場は日の入りと同時位でした。
今回役立った道具にプラティパスがあります。山頂からの帰り道、水場なので軽くて畳める水筒は山頂まで背負ってました。2Lといっても2.5L近く入りますし、寝る前にお湯にして湯たんぽとしてぬくぬくと使えるんです。その上シュラフに入れてないと凍ってしまいますしね。
16日の行動 : 鴨沢7:45ー七ツ石小屋11:45~12:25-雲取山15:10~15:20-七ツ石小屋16:45
昨夜は月が出てましたがそこそこ月も綺麗でしたし東京方面の夜景も美しかったです。しかし雪もパラパラ昨日よりは暖かい感じです。 (早朝のテントと小屋)
この方は小屋のお客さん。 (17日の日の出)
七ツ石小屋とテント場は朝から夕方まで日当り良好で北風の影響もない所です。 (小屋の朝焼け)
テント場からの富士山
テント場から光る東京湾
テント場から30分程歩いて石尾根に出ると小雪と強風でトレースが消えていました。足首から膝下位までもぐりますが50mも行くとトレースは出てきました。今日はそんな繰り返しです。
この小屋も綺麗になって快適です。ここで少々休憩しました。小屋の中も外もマイナス6度でした。25分程休んでいるうちに足あと1人分先行してました。峰谷から来たか、雲取からかは不明です。
鷹の巣山頂からは昨日雲で見えなかった南アルプスも、見え(写真右方向)中央奥は大菩薩。写真にはないものの丹沢山塊の更に左には江尾の島や三浦半島ものぞめます。
奥多摩の山がどんどん大きくなってくると永川の町も近くなってきます。ここから1時間半程で奥多摩駅です。もうひとふんばりだが石尾根は長~い。
17日の行動 : 七ツ石小屋8:20-鷹の巣避難小屋12:05~12:30-鷹の巣山頂13:00-奥多摩駅16:05
以上