1. HOME
  2. オススメ ITEM
  3. 屋久島(白谷雲水峡~淀川小屋)&スカルパのリベレODレビュー
オススメ ITEM

屋久島(白谷雲水峡~淀川小屋)&スカルパのリベレODレビュー

屋久島が5月の下旬に記録的な豪雨で災害に遭ったことは、ニュースにも取り上げられていたのでご存じの方も多いかと思います。
6/4~6/6の日程で白谷雲水峡から淀川小屋まで行ってきました。
この時も町道荒川線が通行止めになっており、荒川登山口からの入山は出来ない状況でした。
(現在は荒川登山口からも入山可能で、災害により支障が出ていた全ての観光施設等が安心してご利用いただけます。屋久島観光協会HPより)

6/4は高塚小屋まで行きました。白谷雲水峡まではバスで行きそこからいよいよ登山スタートです。バス停付近こそ周辺を散策しにきた軽装の観光客が多いですが、白谷小屋より先になるとぐっと人が減りました。

縄文杉に着く間にもいくつもの巨木があり圧巻でした。雨が降って暖かく、冬は雪も降り適度な厳しさもあるこの環境は植物には最高の環境なのかと感じました。

楠川分れからはトロッコ道を1時間30分程歩きます。この日は雨が降ってたり止んだりで、時折バケツをひっくり返したような雨が降ることもあり、雨の島屋久島を体感できました。

ウィルソン株のハート

縄文杉を見る場合の最短である荒川登山口から入山できないこともあり、ウィルソン株や縄文杉は私達のほかに人はおらずゆっくりと堪能できました。と言いたいところでしたが雨は降っているし、長時間行動で疲れていたので、縄文杉は写真を数枚撮って、すぐに高塚小屋に向かいました。この写真は有名なウィルソン株の中から見たハート型の眺めです。

高塚小屋は私たちの他に3人とネズミがいるだけでした。食料はネズミ達に食べられないようにしっかりパッキングして、汗と雨で濡れた服を着替えて、ネズミの足音を聞きつつ就寝しました。

今回の山行で履いていた登山靴はスカルパのリベレODです。ODとは防水透湿素材のアウトドライのことで、今回の雨が多い山行でもまったく浸水することはありませんでした。堅牢な2.6mm耐水スエードを使用しながらも700gを切る(EU42片足で690g)軽さも魅力です。

スカルパ リベレODレビュー

足首周りも適度に柔軟性があるので、岩場でもしっかりと足を置くことができました。軽量ながらもソールは硬さがしっかりありテントを担いでの縦走や、テクニカルな岩稜歩きにも最適です。スカルパのシャルモプロやスポルティバのトランゴタワーだとちょっとしっかりしすぎてるんだよなーと思っている方に最適だと感じました(まさに私がそうでした)。

ラウンドラバーも靴の周囲をしっかり覆っているので耐久性も高そうです。

パーツのひとつひとつがカッコよく、スエードを使用しているので高級感があっていいですね!

今回の山行では、小屋が満員で泊まれないことも考え、幕営用具も持っていったので15㎏ぐらいの荷物を背負っていました。登山道の状況もあまり良くなかったので、この靴を履いてきて良かったと思いました。世界遺産で人がたくさん来ているとはいえ、宮之浦岳を通過する縦走プランを考えている人はしっかりした登山靴を履いていくのが良いと思います。

2日目に続く…
屋久島その2&HIイージーパックレビュー

スカルパ
リベレOD ¥39,500(税込43,450)

本店 西出