
山の涼風を感じて
夏は暑いと言うものの今年のこの暑さはもう異常です。先日最高気温の記録が更新された日、自分の住んでいる市も40度に。日中外に出るといつもは人通りの多い通りも閑散としていて、夏休みなのに公園に子供の姿はなく、まるでコロナの時のような不気味さ。息苦しさを覚えるような暑さ。これから先この暑さが日常になったらと思うとゾッとします。そうならないためにも企業においても個人においても温暖化対策は待ったなしなのではないでしょうか。
横浜店では先月から取り扱いを再開したアイテムがありまして、それがこれ
地図扇子です。
この扇子、図柄の部分が地図になっています。イラストとかでなく正真正銘の地図。例えば「穂高岳」を開いてみると
扇子の図柄は地形図そのもの。屏風岩も載っていて、横尾山荘も涸沢カールの涸沢ヒュッテも見て取れます。それもそのはずで国土地理院の地形図は定期的に更新されますがその際に出る古い地形図を再利用して作られているのがこの地図扇子なのです。涸沢までならこの地図扇子だけで大丈夫かも。地形図に使われている紙は耐久性に優れ、扇子の骨も竹製と中々の本格仕様。長く使っていただけると思います。
街中で涼をとるにはハンディファンが主流なのでしょうが扇子は平安の世から続く日本文化を語るうえで欠かせないものです。例えば落語では噺家は扇子一本で箸や筆を表現します。時には刀になったり傘にもなります。個人的には鬼平のちょっと大きめの渋扇が忘れられません。いかがでしょうか地図扇子。今年の猛暑、ぜひこの地図扇子で山の涼風を感じてもらいたいものです。
地図扇子は横浜店の他、山の店・本店で取り扱っております。
地図扇子
長さ:21cm
¥880-(税込)
文責:横浜店 佐藤