世界初の熱反射シュラフでテント泊の快適度アップ!Rab ミシックウルトラ180
世界で初めて「熱反射」の技術をシュラフに使った製品が登場。
熱反射の技術というのが「サーモアイオニックライニングテクノロジー(TILT)」というもので、
繊維そのものにチタンコーティングを施すことで、生地の通気性を妨げずに熱反射の加工を可能のした技術です。
サーモアイオニックライニングテクノロジーのおかげで、羽毛量を減らしても熱反射のエネルギーを使うことで、目標の対応温度域のスペックのシュラフすることができた製品です。
RabのMYTHIC ULTRA180(ミシックウルトラ180)は、ダウン量が180gと少量ながら、メーカー表示で「リミット0℃」対応シュラフです。
一般的な0℃対応のシュラフですと、FP値(フィルパワー)にもよりますが、300g〜400g前後の羽毛量を使用した製品が多いです。
MYTHIC ULTRA180のリミット0℃は「快適に眠れる温度が0℃」という意味ではないので、実際に快適な温度は5℃くらいと思われます。
とはいえ、180gの羽毛量で、例えば夏山シーズンの北アルプスなど、3,000m級の山で快適に使えるシュラフと考えると、そう多くはありません。
ダウン量が少なくても、サーモアイオニックライニングテクノロジーで保温性を高めることで、シュラフの総重量も抑えることが可能になりました。
MYTHIC ULTRA180の総重量は400g(メーカー表記)とあり、同じ羽毛量の他社製と比べると更に軽いシュラフもありますが、
MYTHIC ULTRA180と同等の保温力を持ったシュラフと比べるとMYTHIC ULTRA180が圧倒的に軽いです。
それだけサーモアイオニックライニングテクノロジーが優れたものということがわかります。
「ダウン量を減らす」という軽量化はサーモアイオニックライニングテクノロジーでカバーし、さらにシュラフ本体ではジッパーを首元の開閉だけというミニマルな作りになっています。
普通であれば、足元や腰位置くらいまでファスナーを付けて、出入りを妨げない作りをするシュラフが多いです。
RabのMYTHIC ULTRA180では、ギリギリまで軽量化を突き詰めた結果、首元だけ開閉という作りを採用しています。
また、すべての生地に7デニールのナイロンリップストップ素材が使われています。
体感的には、シットリとした薄い生地は熱を伝えるスピードが早く感じ、シュラフの中に入った瞬間にポカポカしてきます。
ダウンは900+FPの超高品質なものを使用。さらにNIKWAX社と共同開発された撥水加工がされています。
品質の良い羽毛を使うことで少量でも嵩(ロフト)が増え、それにより温かい空気をしっかり溜め込むことができます。
少量のダウンで保温性を高められるので、これもまた軽量化に繋がります。
ダウンが封入された部屋(バッグ)は台形のボックス構造をしているため、ダウンが偏ることを防ぎコールドスポットが出来にくくなります。
さらに、首周りにあるチューブ状の部屋にもダウンが封入されています。
この首周りのチューブには、シュラフ内の温かい空気を逃さず、外からの冷気の侵入も防ぐ機能があります。
ほとんどの夏用シュラフには付いていない機能ですが、MYTHIC ULTRA180には付いています。
収納サイズは、付属の防水収納袋ですと極端に小さくなりませんが、上手にコンプレッションすれば十分小さくなります。
コンプレッションせずに余裕のある収納をしても大きさほどの重さがなく、改めてその軽さに驚きます。
「夏のテント泊縦走のシュラフをMYTHIC ULTRAに替えたら…」と想像するだけでワクワクしてしまいます。
自宅で保管する際のストレージバッグも付属しています。
収納袋に入れたまま保管してしまうとダウンが傷んでしまうので、ぜひ自宅では大きめのストレージバッグに入れて保管してください。
ダウンジャケット、ダウンパンツ、シュラフマット、ライナーシーツなどの組み合わせを工夫すれば3シーズンシュラフとしても活用できるのでは?
と思わせてくれる魅力的なシュラフです。
技術的な面でも、文句なしの高スペックな製品であることは間違いありません。
シュラフの軽量化は、縦走中の行動時を楽にしてくれますし、リミット0℃の確かな保温性は、肌寒くなる夏の夜でもしっかり温めてくれます。
MYTHIC ULTRA180は夏のテント泊を快適にしてくれる1本です。
・ミシックウルトラ180
¥75,900(税込)
本店 茂垣