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ブラックダイヤモンド トランスファーLT|超軽量で実用的なショベル

ブラックダイヤモンドより、UIAA認証をクリアした市場最軽量のショベル「トランスファーLT」が登場。

UIAA認証とは国際山岳連盟規格のことで、ショベルについては主に2つのポイントがあります。
①シャフトが伸ばせるものか
②作業に耐えうる最低限の強度があるか
トランスファーLTは、このUIAA認証をクリアし、超軽量でありながら、現場で実用的に作業が可能なショベルということです。
今までの「超軽量ショベル」は、確かに軽量ではあるものの、実用的ではない部分もありました。
トランスファーLTほど軽量で、効率よく作業に使いやすいシャフトの長さと、最低限の強度が保証された製品は、いままで無かっただけに大注目ではないでしょうか。

トランスファーLT

トランスファーLT:シャフトを伸ばした状態

超軽量だけでは済まさない実用性の高さ

たしかに、トランスファーLTは重量408gという超軽量ショベルです。
しかし超軽量だけではなく、考えられた実用性の高さが詰め込められています。

まず、ブレードの部分ですが「7075アルミ合金製」を使用した薄型設計です。
薄いブレードは硬いデブリにも刺さりやすく設計されています。
ブレードの大きさは、横22cm×縦26cmの大きさがあるので効率的な雪の掻き出しも可能です。

肉抜きされたブレード部分

固まった雪にも刺さりやすい薄型設計

素早く確実な組み立てをサポート

ショベルを使う場面というと、主にバックカントリースキーのアバランチギアとして、もしくは雪山登山での使用の2つだと思います。
バックカントリースキーでの使用については、やはりスピード感が大切になってきます。
滑走中に雪崩が発生し、仲間を助けに行かないといけない。そんな時、捜索準備にもたついている場合ではないのです。
トランスファーLTは、素早く組み立てが出来る構造を取り入れ、一分一秒を争う場面で、焦らずに確実に使用ができるようになっています。

持ち手のシャフトと、ブレード側の根本の接続部は、台形型になっていて同じ方向でないと接続ができない構造です。
また、ロックボタンの引っかかりを防ぐ接続部がストレスフリーで、スムーズな組み立てを可能にしています。

シャフトとの接続部は台形型になっている。正しい向きで接続が可能。

ロックボタンがスムーズに入るようにブレード側にガイドが付いている

UIAA認証をクリアする強度面の工夫

先にもお伝えしたとおり「超軽量=強度に難あり」という製品も実際にあります。
軽さは確かにメリットですが、強度を気にしながら作業するのは、使い勝手が悪い場面もあります。
トランスファーLTは、軽さを維持しつつブレードを補強することで強度面を向上させています。
とはいえUIAAの「必要最低限の強度」をクリアする強度なので、無頓着にガシガシ雪を掻き出したり、テコの原理で雪を持ち上げるような力のかけ具合は、注意しながら使用してください。

UIAA認証のマークがシャフトにプリントされている

接続部分はリベットで補強がされている

裏側にもしっかり補強がされている

作業効率の高さ

トランスファーLTのシャフトは2段式で延長が可能で、伸ばした状態で76cmにもなるので、効率よく作業が可能です。
T字型グリップは立体的な形状で、握ったときに自然にフィットするようになっています。
また、肉抜きや空洞化することで軽量化にもなっています。

肉抜きされたグリップ

中は空洞で、自然に握りやすいグリップ形状になっている

47cmに伸ばした状態。大きく腰を曲げて作業する必要がない長さになる。

なんだかんだ言っても軽さのメリットは大きい

バックカントリースキーにしても、雪山登山にしても、道具の軽量化の恩恵は大きいものです。
雪山のアクティビティでは、夏山に比べるとギアの数も増えますし、重量もかなりのものになります。
とはいえ、過度な軽量化は難しく、一歩間違えば大きなリスクになることもあります。

必要最低限の強度を有した軽量なショベル「トランスファーLT」は、そんな雪山アクティビティで活躍してくれるギアです。
新しくショベルの購入を検討されている方、買い替えを検討されている方、ぜひこの軽さを店頭で体験してください。

 

戸隠連峰・西岳P5尾根にて(本店スタッフ:西出・千石)

ブラックダイヤモンド / トランスファーLT
重量:408g
税込¥14,960

本店 茂垣