オンラインショップ 橋本です。
カモシカ社員研修 ネパール ヒマラヤトレッキング(その2)になります。
前回、無事(?)にヒマラヤトレッキングをスタートした一同。ナムチェバザールにて高度順応を済ませ、いよいよ4,000m超の未体験ゾーンに突入して行きます。
10月20日 ナムチェバザール→ポルツェタンガ
ナムチェバザールに滞在する社長に見送られて出発。この辺りはエベレストBC、ゴーキョピークの分岐手前の為、トレッカーの往来が多いです。
遠く8,000m峰に繋がる美しいトラバースを進みます。
前方に中間地点のモンラ(3,973m)が見えてきました。
モンラで小休止の後、この日の宿泊地となるポルツェタンガ(3,675m)まで高度を落としていきます。
今度こそゾッキョではなくヤクですね。4,000mを超えると寒冷地に強いヤクが目立ち始めます。ゾッキョより一回り大きく毛足が長いのが特徴。モフっとしていてどことなく愛らしい姿です。
10月21日 ポルツェタンガ→ドーレ
タンボチェピーク(6,455m)。空の蒼とのコントラストが映えます。
リンドウでしょうか?花の季節はピークを過ぎていましたが、日本人にも馴染みのある花が咲いているのは嬉しくなりますね。
宿泊地のドーレ(4,110m)へ。遂に4,000mを突破しました。
ロッジで昼食後、この先の丘まで上がり高度順応。
親方のドルジェと共に我々のトレッキングをサポートしてくれた3人。 左よりポーターのサンゲとプルパ、ゾッキョドライバーのプラティキ。このトレッキングが素晴らしいものになったのも、ドルジェを始めこの3人の献身的なサポートがあってこそでした。みんな、ありがとう!
10月22日 ドーレ→マッチャルモ
本日も快晴。この季節のネパールは雨は殆ど降らず、午前中は快晴→午後以降雲が湧き始め日が陰るという周期を繰り返します。快晴時は歩いているとうっすら汗ばむくらいですが、日が陰った際の寒暖差が大きく、細かなウェア調整、体調管理が重要になります。この頃には徐々に高山病の兆候を訴えるメンバーが出始めました。
ここが4,000m超であることを忘れてしまいそうな、広大な平原とそこを歩くトレッカーとの対比がスケールの大きさを際立たせます。このまま空に溶けて行きそうな印象的な景色です。
チョ・オユー(8,201m)をバックに。チョ・オユーは1987年 社長が奥様の今井通子さんと共に遠征。登頂に成功し、社長は山頂からのパラパント飛行を達成しました(当時のパラパント飛行の最高高度の世界記録を樹立)。カモシカにとっても非常に縁のある山です。
記念撮影から程なくマッチャルモ(4,410m)に到着。
この日もロッジにて休憩後、更に200m程高度を上げて高度順応を実施。しかし、高山病による頭痛、食欲不振、また、寒暖差や砂ぼこりからくる風邪と…メンバーを苦しめます。
10月23日 マッチャルモ→ゴーキョ
出発前、メンバーの体調を考慮し、ゴーキョでの1日滞在を見合わせ、この日の内にピストンでマッチャルモに戻る方針に変更。ゴーキョピーク登頂が難しくなりますが、ここは安全を優先させます。
ゴーキョへのトレッキングコースは谷を挟んで左右にトラバースが並走しており、谷向こうにも削り出した山肌に張り付くように集落が点在します。これも絶景です。
ゴーキョ湖手前の峠を乗越します。
乗越すと、チョ・オユーが間近に。
ゴーキョ湖を眺めながら。ここまでは想定より早いペースを刻め「これならピークも踏めるか!?」と期待感が出てきました。自然と早足になります。
ゴーキョ(4,790m)到着!と同時に雲が出始めてきました。
到着後、ゴーキョピークへ登るかメンバー間で議論が交わされましたが、最終的にはメンバーの体調とピストンにかかる時間、午後からの天候不順を考慮して、ピークは踏まずに下山の判断となりました。力及ばず残念な結果ではありましたが、それでも憧れていたエベレスト街道をこの足で歩くことが出来た事は、本当に素晴らしい経験となりました。 ありがとうございました! ゴーキョピークを写真に収め、社長の待つナムチェバザールへ戻ります。
その3 へ続きます
その1 に戻ります