八ヶ岳「上ノ権現沢」2022/12/9　

駐車場から出合小屋まではほとんど雪もなく、快適でペースも上がります。雪の少ない林道アプローチは冬山用登山靴だと大変ですよね。荷物は増えてしまいますが、トレラン用シューズとかを履いた方快適なんじゃないかと常々思っていますが、試したことないので今度やってみようと思います。

このようなゲイター付のトレランシューズがあれば最適です！！軽くて雪の侵入も防げます！

出合小屋到着。

小屋から少し河原を歩くとF１に到着。凍ってなさそうな感じで不安になりましたが・・・

今シーズン初アイスで、2人ともテンション高めなのでなんとか登ろうとします。よく観察した結果、右岸側からなんとか登れそうだ！ということでトライ。氷が崩壊しないようにそっと、足をおいて登りました。

その後もアイスクライミングというより岩とアイスのミックスクライミングのような状態が多かったです。

川床の氷結も甘く、気をつけていないとすぐに氷を踏み抜いてドボンします。沢登り大好きで濡れることを恐れない千石は、靴の耐水テストしてるのかよ！と、ツッコミたくなるほど楽しそうに氷を踏み抜いて、ドボンを繰り返してました。

夢幻沢大滝。

夢幻沢大滝はまだまだ発達途中。雨のように水が滴っていました。

写真左側の２段50ｍ大滝 は凍ってはいるものの、裏側に水が流れているのが見える状態でした。

氷が薄いので16 ㎝ のスクリューは途中までしか入りませんでした。7 ㎝ や10 ㎝ のスクリューを持っていればプロテクションを取るのに有効でした。

大滝の上部の滝は氷結良好で、やっと快適なアイスクライミングが楽しめました。

雪も少なく、稜線までラッセルはほとんどなしで上がれました。今回は体力トレーニングも兼ねて権現岳経由で川俣尾根を下ります。正面が権現岳。稜線は軽い雪がうっすら乗っている感じでした。

長いはしごを登って、権現岳に到着。

川俣尾根は稜線からの降口が分かりにくく、視界がないと降りるのは難しいと感じました。

尾根上は標識や赤布もほとんどなく、あるのは鹿の糞と鹿のトレースだけのワイルドでいい雰囲気の尾根でした。

川俣尾根ではチェーンアイゼンが大活躍。12本爪アイゼンだと雪が少なすぎて歩きづらく、アイゼンをつけてないと滑ってしまう。この微妙なコンディションではチェーンアイゼンが最高によかったです。林道入口を狙って降りましたが、周囲も暗くなりうまく発見できずタイムロスしましたが無事下山。6：50出発で18：20下山でした。

おすすめのチェーンアイゼンのBD「アクセススパイク」税込￥12,100。

おすすめポイントはかかとにあるこのループです。これがあることによって、グローブつけた状態でも着脱がすごく簡単にできます。