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登山 アイテム

初秋の槍ヶ岳

9月18〜19日でスタッフ佐藤(信)と菅沼で、台風一過の槍ヶ岳へ行って参りました。
当初は、松本店のスタッフと北鎌出合で合流し、北鎌尾根を一緒に登るはずが、倒木による通行止めで我々は上高地への到着が遅れてしまったため、予定を変更し上高地〜馬場平〜水俣乗越〜槍ヶ岳の行程をのんびりと歩いてきました。

同日の松本店スタッフの行動はこちらから

歩き始めの上高地は、台風の影響が僅かに残り、雨がぱらついていました。

今回は馬場平でクロスオーバードーム(手前:1stモデル/奥:最新モデル)で幕営。本体フロア部分の保護のため、エマージェンシーブランケットやエスパースソロ用アンダーグラウンドシート(フロアが全く同サイズ)を使用しました。その居住性と軽さから、もはや手放すことの出来ないアイテムです。
シングルウォールですので、寒暖差で特に明け方は結露しますので、タオルは必須ですよ。

 

食後は、レモンジンジャーティーで身体を温め鋭気を養い、早めに就寝しました。このジンジャーレモンティーはこれからの季節に特にオススメです(カモシカスポーツ全店でお取り扱いしています)。

AM1:00の空。降ってきそうなくらいの星空。息が真っ白。冷え込みましたが、暫くの間、首がいたくなるほど見上げてしまいました。

水俣乗越〜東鎌尾根で槍を目指します。

槍ヶ岳は多くの方は、槍沢ピストンで槍に登られると思いますが、東鎌尾根は、水俣乗越から一旦稜線に登ってしまえば標高差も少なく、近づく槍を見ながら稜線を歩ける快適なルートです。岩場歩きも楽しく間違いなくオススメルートです。

終日雲一つない快晴。天気に恵まれた有難い1日でした。

槍の頂上からの笠方面です。

今回叶わなかった北鎌尾根。次回までお預けです。

下山は小走りでサクサク降りれる槍沢で。

途中、馬場平の横を流れる沢で火照った身体を冷やしました。この季節でも潤沢に流れる水。槍の恵みですね。

 

ジャケット:アークテリクス プロトンLTフーディー
パンツ:アークテリクス ガンマロックパンツ
※下記の製品レビューコメントは横浜店/店長 佐藤信吾

(アークテリクス プロトンLTフーディー )
今回このジャケットは朝晩と稜線で風が強かった時に着用しました。表面生地には張りのある耐摩耗性能の強い生地を使用しているので、アウターとして着用した時にも安心です。首回りの作りがとても良く、ジップを上まで上げた状態でもストレスの無い着心地です。シルエットも無駄が無くスッキリとしているので、重ね着する際にもダボつくような事もありません。春と秋にはアウターとして、冬には中間着として使用出来そうです。今回は汗を大量にかくようなシチュエーションで無かった為、ぬけの良さは体感出来ませんでしたが、アウターとしての防風性がとても高く感じました。綿入りのソフトシェルとしての使い方がこの季節にオススメです。

(アークテリクス ガンマロックパンツ)
立体裁断とストレッチ生地の使用で足の動きを妨げることがありません。槍の梯子でも膝が突っ張る事無く、快適に上り下りができました。膝とおしりに耐摩耗性能の高い生地を使用しているので、岩に擦れても心配ありません。何度か岩にゴリゴリしてみましたが、ピリングすることなく新品の見た目を保っています。今回は台風の影響が一日目に残り、小雨がパラついていましたが、撥水もしっかりと効いていました。

(アークテリクス ガンマロックパンツのフックについて)
裾の前に靴ひもに繋げるフックが付いているので、簡易スパッツとして小石の侵入を防ぐ事も出来ます。短靴でのクライミングのアプローチやトレイルランニング時に良さそうです。

今回は台風一過で天候に恵まれた山行となりましたが、秋山は冷え込みが厳しく、稜線の風も身を切るように冷えていました。
みなさま、手袋、中間着、帽子など防寒対策をしっかりして紅葉の山をお楽しみ下さい。
菅沼