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足尾ウメコバ沢中央岩峰右ルート&カザハナ「キャットウォーク」レビュー

天気予報は午後から雨予報でしたが、登れるところまでは登ろうという気持ちでウメコバ沢中央岩峰右ルートに行っていきました。幸い天気予報は外れ、快適なクライミングを楽しむことができました。山の天気予報はまだまだ外れることが多いので、とにかく山に行ってみることが大切ですね。晴れ予報だったのに雨が降るパターンもありますが…標高が高いわけではないのに、山肌がむき出しになっている足尾の景観は独特です。かつて鉱山として栄えていた頃に山地の樹木が坑木・燃料のために伐採された影響でしょうか。

ウメコバ沢付近まで林道が続いているので、アプローチもしやすいです。林道は所々崖崩れが起きているので注意が必要です。

銅親水公園から約2時間でウメコバ沢の出合まで。渡渉をしてウメコバ沢へ。

FIXロープが残置されているF1を登ります。

奥に見えるのがF2。左岸から高巻いて越えていきます。こちらもFIXロープが残置されています。F2を越えて少し歩くと広い河原に出て、中央岩峰に到着します。

1p目は階段状の凹角からスタート。25mほど登りテラスでピッチを切きりました。事前の情報の通り残置支点が殆どないので、カムや灌木で支点を取って登っていきます。

2p目出だし。

3~4P目は登りたいところ適当に登って写真左側の壁に突き当たるまで。気候は暑くもなく寒くもなく、ときおり爽やかな風が吹きわたり最高でした。

5ピッチ目。灌木の生えているクラックからスタート。このピッチもいくつかルートが取れると思います。好きな所を登りましょう!

上部で左にトラバース。灌木で支点を作成してピッチを切りました。高度感抜群です。

5ピッチ目。カムでプロテクションを取りつつ、ぐいぐい硬度を上げます。

5ピッチ目を振り返る。

頂上直下に残置されているFIXロープを伝って、ガレ場を下ります。傾斜が急になったところより40m懸垂下降している写真。

懸垂下降後はガレ場を下って降りれます。取り付きでデポしておいた荷物を回収して雨が降る前にと、急いで下山しました。

今回の山行ではカザハナの「キャットウォーク」を使用しました。かなり良かったです。とにかくフィット感が良く、トレイルランニング用パックのフィット感に近いです。ボルダリングサーキットで使用するのもいいかもしれません。210Dナイロン生地を使用しているので、そう簡単には破けない感じで使っていて安心です。重量は280gと軽量です。シンプルな作りなのでメインザックに入れてもかさばらないのでgoodです。

縦向きのファスナーは開閉がしやすく、クライミング中でもストレスなく使用できました。ダブルファスナーなので上下どちらからでも開閉ができます。ザック下部の横向きのファスナーのポケットには少し厚手のクッションが入っているので、スマホなどの電子機器の収納に適しています。ギアラックは左右についているので大量のギアをラッキングできます。

今回持っていったアプローチシューズ、ナルゲンボトル1L、薄手の雨具上下、行動食が、スマホがぴったり収まりました。ただしメインの荷室にぎっちり荷物を入れると、下部のポケットを圧迫して少し使いづらくなります。個人的にはそんなに気にはならないですが…。ハーネスに干渉しないデザインになっているので、クライミング中も背負っているの忘れるぐらいです。今回キャットウォークに入れた荷物は全てギアラックにつけることもできますが、そうした場合は重心のバランスが悪くなり、かなり登りにくくなると思います。

縦型のファスナーは開けやすいと思うけどけど、何かにひっかかって開きやすくないの??と思う心配性な方もいるかと思います。そんなお悩みはコードロックを1つ付けるだけで解決です。これで不用意に開いてしまうことはほとんど起きないと思います。

カモシカスポーツ全店でお取扱いしておりますので、ぜひご来店してそのフィット感を感じてみてください!ストレスなくマルチに必要な装備や行動食を持ち運べる「キャットウォーク」いかがでしょうか。カザハナのもう一つの特徴的な商品パスタポッドも取り扱っています!

カザハナ「キャットウォーク」本体価格¥11,500

本店 西出