大磯でヤブ、そしてイノシシ
ある日地形図を見ていたら大磯町のとある所に破線があるのに気が付きました。
破線があるという事は道があると思われます。しかも緩やかな尾根上に破線が続いています。
新たなトレランルートになるかも!と思い行ってみました。
地図を見る限りトレイル入口と思しき所はこの畑の奥です。
入り口には電線があります。どうやらイノシシが出るようです。
電線をまたいで入ると、ほぼ人や車の往来の無い道です。
道を登っていくとミカン畑があります。しかしここで早くも道が無くなりました。
しかしミカン畑の周囲をぐるっと回って北西側に踏跡、そして山道を発見して進んで行きます。
がしかし100m程で踏み跡は消えてしまいました。
取り敢えず尾根を外さないように進んでいきました。時折開けて畑地帯があります。道らしきものは所々かすかにある程度です。
そして濃密なヤブに突き当たりました。下からのぞくとイノシシの通り道程度のヤブのトンネルがありますが人間は通れません。
ここで一旦尾根は諦めて東側の車道へ下りてまたは入れそうな所からまた尾根に戻りました。
何とか微妙に踏み跡?窪み?ある所を進んで行きましたが、ここで前方で「ガサガサ」と音が。見ると昼間なのにイノシシでした。10mぐらい先を横切って行きました。
そこから先がひたすらヤブでした。尾根だけは外さないように進みます。
ようやく開けたら人工物の残骸があり、ヤブから解放されました。大した距離では無いもののヤブは長く感じました。ここまで登山もトレランも全く無理なことがわかりました。
ヤブを抜けた後、老人福祉施設を抜けて道路に出ました。地図では左に見えるガードレールの方にも道があるようで入ってみましたが、途中で道が消えてまたヤブになったので引き返して、写真の坂を下って行きました。
坂を下っていくとこのような標柱がありました。今日の後半の目的が関東ふれあいの道だったので、その方面に向かうのに都合が良さそうなのでこの標識を頼りに進みます。
しばらくコンクリの道が続きます。
遠く大山や表尾根が見えます。
振り返ると湘南平のテレビ塔が見えました。
のどかな田園地帯を進みます。
新幹線を越えて、この境橋からまた山の中へ入っていきます。
ただし、ここからはしばらく標識などはありませんでした。
地図では破線ではなく細い実線が引かれています。つまり道がある?はず!この坂の上は小田原厚木道路を越える歩道橋です。
歩道橋上には人の気配は全く無く、動物たちの足跡ばかりです。
イヤな予感がしましたが、道は広く、以前は車も通ったらしく広いです。でも動物以外の痕跡が無い!ここからしばらく平塚市と大磯町の境目です。
坂を上がると耕作放棄された畑がイノシシよって掘られまくっていました。そしてまた道は途切れてしまいました。
そのあと何とか道を見つけて進みました。ここは最近車が入った痕跡がありました。下の写真の奥に青い廃屋がありました。気味が悪いので走り抜けました。
廃屋から先は普通の登山道になりました。
登り切った小ピークの標識です。
登ってきたのは下の標識の正面です。
途中鉄塔越しに箱根の神山が見えました。
鉄塔から少し降りると古い車道に出ます。
この車道は鷹取山山頂まで続いていました。ちなみにこの車道は関東ふれあいの道の一部です。
鷹取山です。神社があります。なぜここまで車道があるのか?謎です。
神社の南側を下っていきます。しばらく木の階段ですが、階段が終わると快適なシングルトラックが!
しかしすぐ終わってしまいます。
途中南側が開けて、伊豆大島や利島が見えました。
下の2枚の標柱は同じ場所のものです。関東ふれあいの道側に降りるとすぐアスファルトの道が出てきます。少し下りてから引き返し、地図にある、尾根の西側に下る破線に従って下りました。
下って出たのが人の家の真横。何の標識もありません。逆にここから山に入るのは勇気が要りますね。
ちなみにここまで会ったのは鷹取山での幼稚園児の集団のみでした。
谷間の集落をバス停に向かって進んで行くと、やたら強そうなイノシシ注意の看板が!
途中謎の大釜が!直径は1m以上あります。風呂にでも使えそうです。
下りてきたところは大磯警察生沢駐在所です。横にはバス停もあります。ここのバス停は二宮駅行きのみで1時間に1本程度です。二つ先のバス停に行けば大磯行きが出ており1時間に3本程度はあります。
今回参考にした国土地理院の2万5千分の一地形図ですが、平成29年3月1日発行のものでした。
地図の破線の先にはヤブありイノシシありでした。
横浜店・大和田