OMM JAPAN 2017 Nobeyama Kogen装備を考える
いよいよ来月、11月11日~12日に開催される「OMM JAPAN 2017」!
今年も横浜店スタッフの茂垣と齊藤で出場致します!
2015年に群馬の嬬恋で開催された年から出場していて、2016年の信濃大町開催にも出場。
今年で3回目の出場です!
エントリーしたクラスは「スコア ロング」。地図上のコントロールポイントを好きなようにチェックしていくクラスです。
(過去2回ともスコアロングです)
3回目ともなると、持っていく装備もだいたいいつもと同じような物で固まってくるのですが、
毎回開催場所が違うため、防寒対策に毎回悩まされます。
第1回から伊豆→嬬恋→信濃大町、そして今回が野辺山と、天候が悪くなると過酷になるようなフィールドで開催されてきています。
実際に山に行っていないと、「どの位なら寒くないか」「どの荷物を軽くすることが出来るか」という判断や基準が難しいところです。
今回は、いままでの経験や、実際に使ってみて良かったギアを紹介していきます。
装備を並べた感じです。
OMMレースは衣食住を背負って山で2日間を2人1組で過ごします。(一部の持ち物はバディとシェアします)
普段のテント泊縦走であれば、大型ザックを背負うのがほとんどですが、OMMレースの場合は走って移動することもあるので、出来るだけコンパクトに、軽量にしなければいけません。
そこで、まずザック選びから入るとすると、オススメなのが写真中央の「OMM クラシック32」。
まさにOMMレースのために作られたザックです。
構造はシンプルですが、ショルダーベルトやヒップベルトのフィット感は抜群。そこそこの重量の荷物でも快適に背負って走ることもできます。
容量は32リッターですが、ある程度の機動力と、最低限の持ち物を考えると、このくらいにの容量で抑えておきたいです。
もちろん人によっては持ち物も変わってくるので、レース参加者には20リッタークラスの小さいザックを選ぶ方もいます。
(自分もそのくらいの容量にしてみたい…)
次にシュラフとシュラフマット。
シュラフは「OMM マウンテンレイド1.6」を使用します。
このシュラフの特徴は、化繊綿(プリマロフト)を使用、軽量化のためにジッパーは短め、シルエットも体にぴったり沿うようなデザインです。
また、悪天候でも開催されるのがOMMレースです。
装備が濡れるリスクを考えると化繊綿のシュラフというのがとても安心感があります。(濡れたとしても保温力がほとんど変わりません)
重量も化繊シュラフながら、430gと軽量でコンパクト。対応温度は9度くらいまでとなっています。
テント内が5℃近くでもシュラフカバーと併用することで寝ることが出来ているので、ダウンジャケットやダウンパンツなどと組み合わせれば、個人的には問題無く使える範囲です。
続いてシュラフマット。
マットはニーモの「テンサーインシュレーテッド」を使用。
このマットはエアータイプで寝心地が抜群。
上面には化繊綿が張り付けられていて、下面には熱反射用のフィルムが張り付けられています。
つまり、下からの冷気を感じさせずに、化繊綿がある上面で身体を保温できるようになっているわけです。
断熱性が高いので、少し薄手のシュラフと組み合わせても安心して使えます。
行動中の防寒対策よりも、意外と長い時間滞在するテント場での防寒対策が大切だと考えています。
前日の疲れを翌日に残さないためにも、最低限の快適さを選びたいところです。
寒さに自信の無い方は迷わず保温力の高いシュラフや断熱性の高いシュラフマットがおすすめです。
体感温度には個人差もあるので、「あの人がこういう風にしているから同じ様に」とすると、痛い目をみることもあります。
特に寒さの感じ方は、自分で山に行って試さないとわからないことが多いです。
OMM JAPAN 2017 Nobeyama Kogenの開催まで、およそ2週間と近づいてきました。
まだ装備をしっかり揃えていない方や、悩んでいる方もいるのではないでしょうか!
装備選びやレースの相談など、お手伝いしますのでお気軽にお声がけください!
一緒にOMMを楽しみましょう!
横浜店 茂垣